かぼちゃのスマブラ日記

スマブラ関連の考え事を書き留めます

アドバイスの貰い方

はじめに

上達のためには、自分より上手な人に教えを乞うのが近道です。

有効なアドバイスをスムーズに引き出し、活かすために、こうすればいいのではないかと思うところを書きました。また、その活用の仕方についても触れています。項目は大きく2つです。

  • 質問の仕方
  • 活用の仕方


質問の仕方

アドバイスの聞き方によっては思わぬ収穫が得られることもあります。ポイントは2つです。

1. 的を絞る

「どこを直せばいいですか」という漠然な質問に対し、答えはあらゆる角度から考えられます。立ち回り、読みあい、コンボなど、どこをアドバイスすればいいのか迷った末に「わからない」と答えてしまう話し手は少なくないでしょう。

例えば立ち回りについて聞くなら「僕の立ち回り全体で、攻めと守りの配分はどうですか」としてみましょう。すると答える側も「無駄に攻めすぎているからもう少し慎重になった方がいい」とか「自分からの攻めが足りないから少し前のめりになった方がいい」などと答えやすくなります。

切り取る範囲は狭い方が答えやすいので、絞れるまで絞った方が明確な答えが得られることが多くなります。「この場面のコンボ選択はこれでいいですか?」「この場面の読みあいでこの択を仕掛けたのは正解でしたか?」と質問の具体性が増すごとに、「ここはこの技選択の方が火力が高くなるよ」「ここの読みあいはこの行動が安定択だよ」とアドバイスも自然と的確になります。

2. アドバイスに根拠を求める

次のような場面を想像してください。

あなたは差し込みに空Nを多用することが多いですが、「差し込みに空前をもっと使ってみよう」というアドバイスを受けました。

ここで「なるほど、空前を使えばいいのか」という理解にとどまらず、「なぜ空前なのか」を考える必要があります。この場合「空前は空Nよりリーチが長く、判定が強い上に不利フレームも少ないから空前がいいんだな」といったところまで考えるのが理想です。噛み砕いて理解しきれない時は、「なぜ空Nより空前なのですか」と質問すると良いでしょう。その根拠まで教えてもらえ、自分の中で理解できることが多くなります。

行動一つ一つにリスク・リターンの根拠を求めると、一つのアドバイスから得るものを増やすことができます。アドバイスをする側の人は、与える内容には自信があって言っていることが大半です。行動の理由を聞き、自分の思考に取り入れるよう心がけましょう。

活用の仕方

1. 書き留める

一度教えてもらった内容を他の人にもう一度聞き、「あ、それ他の人に言ってもらったことあるな」と思ったことはありませんか。受けたアドバイスを形に残さない人は、意外にも多くいます。

まずはメモ帳にでも残しておき、後から見返せるようにするのがオススメです。その後アドバイスを取り入れた動きを試し、「これは良かった / だめだった」というフィードバックまで書き入れることができればなお良いでしょう。聞いて、試して、フィードバックして、というサイクルを回せば成長はぐっと早くなります。

2. 素直に試す

しばしば自分が納得できない意見は聞き入れにくいというスタンスのプレイヤーを見かけますが、これはもったいないと思います。

アドバイスの役割は、自分では至らない考えを教えてもらうことにあります。実際に試してみるまでは、受けたアドバイスが有効かどうかは分かりません。アドバイスしてくださる方のレベルに関係なく、自分の頭で噛み砕く前にまずは聞き入れることが大切です。自分の立ち回りに馴染んでようやくその有効性が判断できるのではないでしょうか。第一に成長のため、そして話し手と聞き手の関係を円滑にするためにも、素直な姿勢が肝要です。

おわりに

アドバイスは、基本的に話し手よりも聞き手が大いに得をします。そのことを理解し、自分のために時間を割いてくださる話し手に対して感謝を忘れないことが大事だと思っています。




次回は、理不尽との付き合い方について記事を書く予定です。